長女を初めて出産した時の話です。逆子で頭が大きかった為、事前に帝王切開での出産になると先生からは言われていました。
手術前日の午後に入院しました。ベッドに横になり、すぐに点滴が始まりました。もちろん絶食で、水しか口に入れる事が出来ませんでした。手術の恐怖と産まれてくる赤ちゃんの事や色んな事を考えて眠れず、お腹の張りも強くなり、看護士さんを何度も呼んだりしました。
一緒に病院に泊まってくれる事になった主人ですが、そんな私とは正反対にビデオで私や部屋を撮り、そのリラックスモ－ドにちょっとイラっときました。
手術当日、母も来てくれて雑談をしていると看護士さんが部屋に入って来て「行きますよ」と声を掛けられました。母に「頑張ってね」と言われ、少々不安な気持ちで看護士さんと一緒に手術室へ向かいました。
麻酔をかけられ、数分後には長女が誕生しました。嬉しくて涙が溢れました。思わず、「頭大きいですね」と看護士さんに言ってしまう程大きかったです。
廊下では、母と主人が赤ちゃんと対面していたそうです。しかしあとから聞いた話なんですが、私が手術室へ向かった時どこに行くのか分からず、「全然戻って来なかったからコ－ヒ－飲んで待ってた」と笑って言ってきたんです。本当に怒りとショックで言葉が出ませんでした。男ってなんなんでしょう・・・。